口腔およびその付近の神経

口腔とその付近に分布する脳神経

  三叉神経
 知覚性と運動性の部分からなっており、脳神経のなかで最大の神経である。 知覚部は頭部と顔面の大部分の皮膚、鼻腔と口腔の粘膜および歯髄に分布 して知覚をつかさどる。 運動部は咀嚼筋などの運動を支配する。

 知覚部の神経線維は集まって知覚根を、運動部の 神経線維は集まって運動根を形成し、両根は並んで橋の外側から起こる。 知覚根は側頭骨の錐体の三叉神経圧痕上に三叉神経節を形成して眼神経、 上顎神経および下顎神経の3枝に分かれる。 運動根は三叉神経節の後面の内側に沿って前走して下顎神経に合流する。

 三叉神経の3枝は自律神経系に属する神経節を有しており、 眼神経には毛様体神経節が、上顎神経には翼口蓋神経節が、下顎神経には 耳神経節と顎下神経節が所属している。



参考文献:ハンディ口腔解剖学、学建書院 2004